すべての武器を楽器に。


さて今日イハラダのゼミではコール佐藤さんというシャカシャカ系ブルースな人類学者さんの特別講義があったんですが、きょうは改めて「沖縄の音楽(ロック的な!)」のメンタリティーてきなものについて考えました。沖縄の音楽について考えるというとたくさんかつ複雑な政治や環境、文化問題がまとわりついてくるわけですが、ちょっと気になったのが喜納昌吉の提唱している「すべての武器を楽器に」というメッセージについて。このメッセージというか言葉は沖縄ではすごく有名で、なんか高校生のバンドマンとかはよく自分のギターとかにこの「すべての武器を楽器に」と書かれたステッカー(黄色っぽいやつ)を貼っています。これはかなり定番(というかイハラダも学校に持っていくファイルに貼ってました)。喜納昌吉は沖縄音楽シーンをラブアンドピースノリにひっぱっていった象徴的な人物でもあるし、この言葉も今本土のひとが沖縄に対してもっているイメージというか像にぴったりな言葉だと思います。けれども実際は「すべての楽器を武器に」かえたほうがいいのではないか説。もちろん《愛と平和》にポジティブな意味で。前者の「すべての武器を楽器に」というものの真意は「武器を捨てて楽器に持ち替えて音楽で平和を願おうぜ!」というもの。ただ、いまの時代はまだまだそれだけじゃ平和は目指せないんだと思います。楽器を持って、そして音楽で戦っていくというスタンスも大事。音楽の武器化。
うーん。とか言っておきながら、でもイハラダは「すべての武器を楽器に」派です。どっちやねん。
うーん。うーん。


そんなこんなで東京はきのう大雪でしたね。イハラダにとってはほぼ初雪。すごい感動。勢いで夜中からゆきだるまづくりに励みました。念願のゆきあそび。
ちびだるま。


ではでは。